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地方の弁護士は忙しすぎる。

2013.04.17
所長ブログ

一応「スタッフブログ」となっていますが、ここは、気が向いたら、
所長弁護士が乱入するブログです(って私が決めました。笑)。
今日はその第一弾です。

皆さんは、いわき市にどれくらいの弁護士がいるかご存じですか?
答えは、年が明けて郡山からいわきに移られた先生を加え、登録は31名となりました。
意外に少ないと思われますか?確かに、いわき市だけで30数万人の人口ですので、
人口比で言えば、多いとは言えないのでしょうね。
それでも、私が平成19年にこの事務所を開業したころは、確かまだ12~13名だったはずですので、
かなりの勢いで増えていることになりますね。
小泉さんが首相だったときの司法改革により司法試験合格者が大増員となり、
その影響であることは確かです(その是非についてはいずれお話ししたいと思います。)。

ちなみに、大御所の先生方にお聞きすると、いわき支部は、昔は、ず~と、10年、20年という間、
10名前後で人数が変わらなかったそうです。
お一人の先生が亡くなると他の先生が入られる、みたいな感じだったと。(^^;)
支部に入った先生が、次の先生が入られるまで、10年近く、下働きの弁護士会務をしていた、
なんて今では信じられない話も聞きます。
弁護士が増えると大変だぁという声も確かに業界内の一部でありますが、個人的には、
弁護士の敷居が低くなることにつながるはずですので、良いことだと思っています。

正直、私を含め、地方の弁護士は忙しい人が多すぎです。
毎日毎日、目の前の仕事をこなすのに精一杯で(裁判所に対する書面提出等、ほとんどの仕事は期限がありますので)、
残業、残業・・・。帰っても子供寝てるし、みたいな。これでは、小さい事件には中々手が回りません。
(って言い訳がましいですが。)
私は、基本的に事件の大小や難易度で相談・受任の選り好みはしない主義ですが、
本当に忙しいときは、新規相談には答えられないこともあります。
一昨年の震災後にこのようなことが続き、私は、ある時、このままじゃまずいって思いました。
生まれ故郷で法的問題に直面している人の力になりたいと思い、地元に戻って開業したはずなのに、
現実は、目の前の仕事で手一杯です。

そこで昨年、思い切って2人目の勤務弁護士を採用することにしたのです。
正直な話し、別に、2人の弁護士で事務所の仕事が回らなかったわけではありません。
多分、何とかなったんだと思います。でもそれじゃあ、毎日の仕事に追われてお終いですからね。
背伸びして(?)事務所を弁護士3名体制とし、どうしても今日中に、
みたいな緊急な相談依頼にも対応できるようにしました。
労力の割に実入りが余り期待できない、小さい事件でも対応できるようにしました。
本当に法律問題で困っている人が、誰でも、いつでも、気軽に、法律の相談ができる、そんな事務所を作りたい。
果たして、この理想が実現するかは、この1、2年の頑張りにかかっていると思っています。
私にとっては、負けられない挑戦です。

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