福島県いわき市の弁護士事務所「すがた法律事務所」です。企業再生・再建交通事故、相続、離婚、不動産問題等、法律に関する問題はお気軽にご相談下さい。

新しい風

2014.12.26
所長ブログ

年末を控え、本当に、久しぶりの更新です。この間、激務とともに、公私ともに色々あり、すっかり更新がご無沙汰になってしまいました。

生まれ故郷のいわきで開業し、早いもので、8年目を迎えています。開業当初は、私と事務員1人の2人での出発でした。2人だけにしてはかなり広い事務所の中で、電話が鳴るたびに胸が高鳴ったのも、今となっては懐かしい思い出です(当時は1日に数回しか電話が鳴らないこともよくありました)。

その後、業務量の増加とともに、事務局が2人、3人と増え、4年目には最初の勤務弁護士を迎え、開業8年目を迎えた今年10月には、勤務弁護士2名を含め弁護士3名、事務局6名の大所帯になっていました。1日の電話の数など数えることもできませんし、新規の相談依頼もほぼ毎日ある状態です。3人の弁護士の持ち事件数も限界に近いと言ってよいと思います。

その最初の勤務弁護士も、はや丸三年を迎え、来年2月で退所して、いわきで独立することになりました。それに応じて新規で勤務弁護士を募集することになったのですが、当初の内定者が任検(検察官に任官すること。)することになり、8月になって内定を辞退する(指導教官から声が掛かったということですので、喜んで了承しました。)というアクシデントもありました。慌てて再募集をして、時期的に一時はどうなるかと思いましたが、幸い複数の募集者があり、最終的に、いわき出身の高校の後輩で、現行制度で最年少の若手の採用を決め、内定者とすることができました(今月、無事弁護士登録を終え、既に仕事を開始しております。)。

 募集してきた修習生と面接をすると、必ず、当事務所の理念の話になります。「敷居の低い法律事務所」という理念が分かりやすいためか、修習生の方から積極的に話題にしてくることも多いですし、そうでないときは、私から話すことになります。事務所の理念に共感できない方に入ってもらうわけにはいかないからです。

 理念の話をしていると、私の中では、事務所設立時の思いが湧き上がってきて、誰よりも私自身のモチベーションが上がってきます。今回の内定者との面接時にも、理念の説明をしながら、熱い思いが湧き上がってくるのを感じました。これから弁護士になろうとする者の目はまっすぐで、忙しさにまみれてともすれば理念に対する意識が希薄になりがちな私にとって大きな刺激でした。

 今、2年ぶりに新人弁護士を迎える中で、私は、事務所設立時の初心に帰る必要性を強く感じています。事務局体制も大きく変動し、これを機に、事務所全体がひとつのチームとして、相談者、依頼者の皆様に最良の法的サービスを提供できる体制を構築しようとしています。

まさに、新しい事務所として再出発です。

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