お久しぶりです。ｍｓです。
日増しに寒さが和らぎ、太陽の光に力強さを感じるようになりました。
個人的にはスタッドレスタイヤをいつノーマルタイヤに交換しようかと考えております。
今年のいわきは雪もあまり降らず、穏やかな冬だったと思いますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか？

さて、テレビで法律事務所を舞台にしたドラマが度々放送されておりますね。
フジテレビで放送された「リーガルハイ」なんかは、私は堺雅人さんが大好きなので、良く観ておりました。
「リーガルハイ」は、古美門研介という、性格はねじ曲がっているが、裁判においては連戦連勝を誇る辣腕弁護士が、さまざまな事件に立ち向かい時には残酷なやり方をしてでも勝ちを掴み取っていく物語ですが、ここでは古美門弁護士を陰から支える古美門法律事務所の事務員の服部さんと、実際の法律事務所の事務職員のお仕事にスポットライトあてて、ブログを書いてみたいと思います。

服部さんは、弁護士たちにとっても美味しそうな料理を振る舞う姿が印象的ですが、実際の法律事務所の事務員はさすがに弁護士のごはんをつくることはしません。笑
ではどういう仕事をしているのかというと、電話対応、来客応対、書面作成、外回りといった他の一般企業と同じような事務の仕事のほかに、弁護士のスケジュール管理や、弁護士業務の補助という仕事が入ってきます。
弁護士業務の補助というのは、ズバッと説明することが難しいのですが、私個人の印象を申し上げると、例えば弁護士がこの書面を出したい！と思った時に、それに必要な戸籍謄本をはじめとした資料の取り寄せを行い、書式を整え、提出の準備をする事が出来るのが、弁護士補助者（パラリーガル）であると思っています。
一つの書面を提出するには、たくさんの添付資料が必要なことがままあります。
（たとえば、法人の破産申立は大きな法人の場合、ファイル一つでは収まりきらないほどの資料の取り寄せが必要です。）
ベテランの事務員は書面の提出の指示のみで、必要な資料の見当をつけ、迅速に取り寄せし、書面に合わせた体裁を整えることができます。
日弁連で、法律事務職員能力認定試験が行われているぐらいですから、さまざまな手続きに習熟している事務員さんは職人と言ってもいいぐらいです。笑
（ただし、あくまで弁護士の補助ですから、弁護士の指導指示がないと動くことはできませんのでご注意を。）
我が事務所にも大学卒業以降、法律事務所一筋の事務員さんがいらっしゃいますが、疑問に思ったことは彼女に聞けば何でも解決します。
もはや人生の悩み事ですら解決してくれるのではないかと錯覚するほどです。笑

ところで、古美門法律事務所の服部さんは、料理を作ったり、家事をしたり、草木の手入れをしたりと、事務的作業を行っているシーンは殆どありません。
やはりドラマはドラマで、現実とかなりかけ離れているのは当然でしょうね。
服部さんは経歴のほとんどは謎に包まれておりますが、過去にさまざまな職に就いていたことがドラマの中で度々明らかになります。
その職業で培われた経験が時として古美門弁護士に事件を勝利に導くヒントを与え、大どんでん返しの結末をもたらすこともあります。

実際の法律事務所に於いても、ドラマほど派手な結果ではないにしろ、事務員さんの過去の職歴が目の前の仕事に生かせることはたくさんあります。
わが事務所には最近入社の事務員さんがおりますが、既に以前の職場等での経験を生かして活躍されております。
紛争は、思いがけず身近な事案から起きる事があります。
つまり、どんな経験も法律事務所に於いては後に仕事で生かせる可能性が出てくるという事です。
ドラマと現実とでわずからながら共通点を見つけることができ、なんだかうれしくなりました＾-＾

昨年末から今月にかけて、我が事務所も体制が大きく変わり、新しい事務所づくりの模索中であります。
事務所員一同、一丸となってご依頼頂いた案件に取り組む所存でございますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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